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2017年2月27日

何より唾液には、口腔内の環境のバランスを保つという免疫力システム保持の役割があります。そのうえ、歯周病の原因となる菌の繁殖を抑える作用があるのですから、歯周病予防に唾液の存在は重大です。むし歯の原因菌を抑制する物質も含んでいますし、口臭を抑える働きも持っています。

その他、唾液には歯の表面の汚れを取り、歯を強化する働きもあります。最近では、がんを抑える酵素も含んでおり、食べ物に含まれる発がん物質など有害物質を薄める働きがあるということもわかってきています。

唾液の分泌を促すには、やはり、食事の際によくかむことが基本です。かむ回数は、ひとくち30回が目安といわれていますが、硬いものを食べるようにするだけで自然に噛む回数も増えるでしょう。やわらかいものばかりではなく、噛みごたえのある食品を意識してとるようにしたいものです。

また、ガムをかんで、唾液の分泌を促すことも効果があります。ガムも、先に紹介したマスティックガムやキシリトールガムなどにすれば、それぞれ、歯周病やむし歯予防の効果がさらに期待できます。
2017年2月24日

なんといっても、かむことで得られる最大の効用は、唾液の分泌を促すことでしょう。

唾液には、たくさんの役割があります。第一に、食べ物の消化を助ける消化酵素が豊富に含まれていること。そのため、かめがかむほど唾液が分泌されて、胃や腸での消化や吸収を助けることにつながります。

唾液には、さらに、細菌の感染から体を守るいろいろな物質が含まれています。小さいころ、転んでけがをしたら、つばをつけておけば治るよ、と言われたことありませんか。これは、唾液の殺菌作用をあらわした言葉でしょう。唾液には、免疫機能の主役である白血球のほか、リゾチームやラクトフェリンなどの物質も含まれています。これらふたつの物質は、殺菌作用があることで知られており、特にラクトフェリンは、歯周病の原因菌、グラム陰性菌のひとつを殺す働きがあるとみられています。
2017年2月22日

肥満防止や、顔や全身の筋力アップで歯周病も予防

よくかむことは、肥満防止やダイエットにも、効果絶大です。食事の際、何回もかんでいると、血糖が上昇してきて脳の満腹中枢を刺激します。その結果、少ない量でお腹がいっぱいになったと感じ、食べ過ぎを防ぐことになります。肥満は、歯周病のリスク因子です。よくかんで食べ、肥満予防に努めることは、歯周病予防にもつながります。

もちろん、かむことは顔の筋肉を鍛えるので、歯と歯周組織を支える力を補強してくれます。さらに、美容や全身の筋力アップにもよいという指摘もあります。よく噛むことは、顔の表情筋や咀嚼筋を鍛え、引き締まった美しい表情をつくります。また、顔の筋肉は全身の筋肉とも関係しており、例えば、姿勢が悪い人は、噛む力も弱いといわれています。よく噛むことは全身の筋力を高め、健康維持にもつながるわけです。
2017年2月20日

歯周病は、生活習慣を見直すことで、予防・改善できる点が多々あります。これまでは直接的なデンタルケアを紹介してきましたが、次に間接的なケアを提案します。毎日の暮らしの中に取り入れれば、歯周病の予防につながることばかりです。ぜひ、続けてみてください。

まず最初は、よく噛んで食べること。よく噛むことの効果は、多岐にわたります。たとえば、よく噛むことは脳の血液量を増やし、脳の働きを活性化させ、とくに記憶力が高まります。逆に、よく噛まないでいると、脳の老化が早まるといわれています。これは、柔らかい食べ物が増えてきた最近の若い人の食生活の警告として、よく耳にする話でしょう。当然、よく噛むことは老化防止に役立ちます。

骨粗しょう症予防にもなるという報告もあります。高齢者への調査で、よく噛むグループと噛めないグループとに分け骨量を調べたところ、前者のほうが後者に比べ明らかに骨量が多いことがわかりました。その結果、噛むことは骨量を保つのに役立つと考えられています。

骨粗しょう症は、女性ホルモンが急に減りだす閉経以降の女性に多い病気ですが、歯周病とも無縁ではありません。骨粗しょう症になると、歯を支えている歯槽骨がやせてきて、歯はグラグラになり、やがて抜けてしまいます。よく噛んで食べることは、骨粗しょう症予防に、ひいては歯周病の予防にも結びつくのです。
2017年2月17日

キシリトールにあるのはむし歯予防の効果

キシリトールは、果実や野菜などの中に含まれている自然物質です。糖アルコールのひとつですが、摂取しても血糖に影響しないため、糖尿病の人なども安心して取ることができる、天然の甘味料です。

キシリトールには、虫歯の原因となるストレプトコッカスミュータンス菌の繁殖を抑える作用があることがわかっています。ただし、歯周病菌に対して効果があるわけではありません。ですから、虫歯予防にキシリトールガムを使うことは有効ですが、それが歯周病予防にもつながることはありません。目的を考えて使い分けると良いでしょう。

そのほか「乳酸菌」が歯周病予防や治療に結びつくという報告もありますし、ビタミンCが効くという説もあります。ビタミンCには止血作用などがありますから、出血などの症状にいいでしょう。

民間療法では、昔から「ナスの黒焼き」という方法が伝わっています。漢方では、ナスにはれを取り、血液の滞りを治すといった薬効があるといわれています。歯茎のはれなどの症状に効果があると伝承されてきたのでしょう。
2017年2月15日

マスティックは、ギリシャ南東部ヒオス島に自生するウルシ科の木で、この幹に傷をつけると、粘性のある樹液がたれてきます。ギリシャでは、昔からその樹液をガムとしてかむ習慣があり、またその習慣をもつ地方の人々は、消化器系の病気がとても少ないことでよく知られていました。なお、中国では「洋乳香(ようにゅうこう)」という名で、漢方の生薬として古くから使われていました。

1998年、イギリスの有名な医学雑誌で「マスティックガムは、ヘリコバクター・ピロリ菌を殺す」と発表されるや、日本でもこれを裏付ける研究報告が次々となされ、現在では、マスティックがピロリ菌に対して強い抗菌作用があることが確認されています。ピロリ菌というのは、胃潰瘍の原因になる細菌で、実は歯周病と同じグラム陰性菌のひとつなのです。

実際、マスティックは歯周病菌に対しても抗菌作用のあることが証明され、同時に、口腔内の常在菌には影響が少ないこともわかりました。口の中の免疫バランスを崩さないことは、歯周病の治療薬として大切な要素です。とくに、マスティックはアクチノバラシス菌に抑制的に働くので、漢方うがい薬と併用することでより大きな効果が上がります。
2017年2月13日

洗口剤(マウス・ウオッシュ)も、多種多様です。同じ液状ということで、液状歯磨き剤と間違えやすいのですが、洗口剤は、いわゆる「うがい薬」です。ほとんどが、口臭予防と口腔内殺菌・洗浄を目的としています。

使い方は、口の中に洗口剤を含み、グチュグチュとうがいをし、その後、吐き出します。

ただ、吐き出した後に水ですすぐと、洗口剤の薬液成分が薄められ、効果が下がってしまいます。そのため、水ですすぐことはすすめられません。

しかし、洗口剤に含まれている殺菌剤は強力です。ほとんどが歯周病の原因となる菌を殺す能力がありますが、同時に、口の中に錠剤している善玉菌も殺してしまいます。善玉菌は、口腔内の細菌たちのバランスを保ち、免疫機能を順調に働かせるのに欠かすことのできない存在です。善玉菌が減ると、口の中のバランスが崩れ、結果的に歯周病菌を増殖させてしまいます。

また、市販されている洗口剤には、歯磨き剤同様、合成界面活性剤や防腐剤などの化学物質が含まれています。口の中の粘膜の吸収率は、皮膚の何倍も高いうえ、洗口剤を使った後は水ですすぐこともしないわけですから、これらの成分が体内に吸収されることは避けられないでしょう。

とくに、免疫力が落ちてくる中高年や高齢者、病人は、殺菌性の強い化学合成物の洗口剤の使用を控えたほうがいいでしょう。
2017年2月10日

基本的に、歯磨き剤は使わなくてかまいません

歯磨き剤には、さまざまな種類があります。しかし、市販されているものにはほとんど、合成界面活性剤や防腐剤、着色料などの化学物質が含まれています。これらの人体への影響を考えると、基本的に市販の歯磨き剤は使わなくてもかまわないと考えています。

虫歯予防に効果があるフッ素が入った歯磨き剤もあります。確かに、フッ素自体はむし歯の予防効果が高いものですが、プラークの上からでは効果はなく、磨き残しがあればこれを使っても意味がありません。歯周病予防の歯磨き剤として市販されているものも、化学物質が含まれていますし、実際どの程度効果があるのかは不明です。

合成界面活性剤への不安もあります。これは、合成洗剤の成分でもある物質で、歯磨き剤では、口の中にアワを立て洗浄する目的で含まれています。しかし、すぐにアワ立つために、口の中がきれいになったような気がして、磨き残しを作ってしまいがちですし、うがいをして出すとはいえ、口の中に合成界面活性剤を入れることに抵抗がある人も少なくないと思います。

そのため、合成界面活性剤のかわりに石けんを使ったり、発泡剤を使っていない歯磨き剤も作られています。歯周病予防の効果のほどはわかりませんが、歯磨き剤を使うならば、合成界面活性剤を使わない歯磨き剤のほうが体に安心でしょう。

なお、液状歯磨き剤も、研磨剤以外、成分はほとんど練りタイプの歯磨き剤と同じです。これは、適量を口の中に含みグジュグジュした後、吐き出してからブラッシング、という使い方をします。これも、口の中に界面活性剤などが残るでしょうし、人体への影響がやはり心配です。
2017年2月8日

舌ブラシ

舌の表面の白くなった部分を舌苔といいます。舌の表面には、味覚を感じる味蕾という器官があり、それを囲むように乳頭という凹凸があります。舌がザラザラしているのはこの乳頭で、舌苔は乳頭に付いた菌です。

食べカスが残って菌が増えると、口腔内の環境にはよくありません。口臭に結びつくこともあることから、最近は若い人の間でも舌ブラシが使われるようになってきています。しかし、やりすぎはいけません。あまりゴシゴシやると、かえって舌苔がつきやすくなりますし、味蕾細胞は非常にデリケートですから、これが破壊されて、味覚がわからなくなってしまう味覚障害にも陥りかねません。舌苔がある程度ついているぐらいにとどめ、やりすぎないように気をつけましょう。

舌ブラシには、先が扇状になってブラシがついたものや、やはり扇状でヘラがついたタイプなど各種ありますが、ブラシタイプのほうが、刺激が少ないでしょう。高齢者用に、スポンジや布タイプのものもあります。

歯垢染め出し剤

ブラッシング後、きちんとプラークが取れているかどうかをチェックするのに役立ちます。液状タイプと錠剤タイプ、ジェルタイプのほか、歯磨き剤に色素が含まれていて、磨き残しの部分が赤く染まる染め出し剤もあります。

デンタルミラー、深針

見えにくいところチェックするのに使うミラーです。とくに、歯垢染め出し剤を使った後、プラークがまだついていることを示す染色部分をチェックするのに役立ちます。なお、短針は歯の状態をチェックするのに使います。
2017年2月6日

ワンタフトブラシ

小歯ブラシともいい、柄の先に小さな歯ブラシをつけたものです。文字通りone tuft(毛先)のブラシで、とても小さなヘッドをしていますから、歯並びの悪いところや奥歯のケアや、ブリッジやかぶせ物のまわり、矯正装置やインプラントの部分の汚れを落とすのに使いやすいブラシです。

使い方は、ペンを持つように握り、毛先を歯の面に少し押しつけるようにして細かく振動させます。ゴシゴシこするように強く動かすのは避けましょう。

水流式口腔洗浄機

ノズルから勢いよく水を噴射させ、その水の勢いで歯間部分の清掃をするという用具です。歯の間に残った食べカスは取れるでしょうが、歯の面についたプラークを除く効果はほとんどありません。ブリッジや歯列矯正中の、磨きにくいところの洗浄や、歯肉のマッサージなどには良いかもしれません。ただ、価格が高めというのが難点でしょう。

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○○医院 院長 山田太郎

ホワイトエッセンス
京都四条通り矯正歯科
インビザライン
(マウスピース専門矯正歯科)

医院サイト:
http://www.kyouto-gashinkai.jp/

こんにちは。「ホワイトエッセンス京都四条通矯正歯科」院長 中村雅彦です。
ホワイトエッセンスで培ったデンタルエステとマウスピース矯正の診療技術を結集して、このほど「ホワイトエッセンス京都四条通矯正歯科」を開院しました。
美しく健やかな歯と口もとのために、ホワイトエッセンスと矯正歯科を組み合わせ、従来の歯科医院ではサポートしきれない領域まで対応できる、今までにない歯科医院を造りたいと考えています。よろしくお願いします。