2017年1月30日

フロスで歯と歯の間をきれいにする習慣を

デンタルフロスは、ナイロンや絹でできた糸で、別名糸ようじとも呼ばれています。通常のブラッシングだけでは落ちにくい、歯と歯の間の食べカスやプラークを取るのに役立つ用具で、歯間に通して使います。ブラッシングのあとには、デンタルフロスによる歯と歯の間のケアも、ぜひ習慣づけたいものです。

デンタルフロスは、通りやすいようワックスを塗ったものや、ミントやフルーツフレーバーの香りをつけたものなどが各種市販されており、糸の太さもさまざまです。使い方でみると、フロスを指に巻きつけて使うタイプと、フロスホルダーに装着して使うタイプなどがあります。

フロスホルダータイプは、40~50cmに切ったフロスをホルダーに巻きつけて使うものと、ホルダーから必要な分だけ引き出して使用するタイプ、プラスチックのホルダーにフロスが張ってある使い捨てタイプのものなどがあります。ホルダーを握って使うので、指で操作するタイプよりも操作が簡単で、デンタルフロスを使い始めた子どもや、高齢者、手の不自由な人などにおすすめでしょう。

フロスを指に巻くタイプの使い方は、フロスを40~60cmの長さに切り、両手の中指にそれぞれ軽く巻きつけてピンと張り、人差し指と親指でコントロールしながら使用します。

この指巻き法以外に、サークル法という方法もあります。これはフロスを輪にして中指・薬指・小指で握り、糸をピンと張って親指と人差し指で調節しながら使います。
2017年1月27日

適度な硬さも大切です。硬すぎるものは、歯肉や歯を傷つけますが、反対に、やわらかすぎてもブラシの役目を果たすことができません。適度な硬さというのは、手の甲をゴシゴシこすっても痛くないというものです。そのほか、ティッシュペーパーをこすっても破れない、毛を指で触って痛くないといったことも適度な硬さを知る手がかりとなります。

グリップは、ブラッシングしていてもグラグラしない、安定感のある、やや太めのタイプがおすすめです。持ち方は、ペンを持つように握るといますが、自分で持ちやすい方法でかまいません。

歯ブラシの交換は、1ヶ月程度をメドに。1ヶ月たたなくても、毛先が開いて、後ろから見て毛先がはみ出しているようなブラシは、かえって歯肉を傷つけてしまいます。早めに交換しましょう。

最近は、電動歯ブラシを使う人が増えてきています。手動式のものに比べて、ブラッシング時間が短くなり、手動式より3分の1の時間で同程度の効果が期待できるといわれています。電動歯ブラシも、使い方を守り適切なブラッシング方で行えば、効果はあるでしょう。ただ、歯並びの悪い人が電動歯ブラシを当てても、大雑把にしかブラッシングできず、結局その後、手動式でフォローしなければいけないことがよくあります。

また、スタンダードな歯ブラシ以外に、奥歯や歯と歯の間専用の歯ブラシなどもありますから、目的に応じて使い分けるのもいいでしょう。
2017年1月25日

ヘッドは小さめ、ブラシの毛は細く密集

歯ブラシは、形や大きさ、ブラシの長さや硬さなど、様々なタイプがあります。歯ブラシ選びの基準は、自分にとって使いやすいかどうかということでしょう。

そのうえで、大きさは、小さめのものをすすめています。とくにヘッドは小さいもののほうが、細かいところまでブラッシングしやすく、奥のほうまで届きやすいからです。ただ、あまり小さいと、かえってブラッシングしにくくなります。ブラシが、下の前歯別の内側に楽に入ること、あるいは2本の指の横幅より短いものが適当な大きさといわれていますので、これを目安にするといいでしょう。

また、歯と歯肉の間の歯肉溝や、歯と歯の間に毛先が入り、プラークを取り除くことができるよう、ブラシの毛は細く長めで密集しているタイプがおすすめです。
2017年1月23日

3つめのポイントは、歯ブラシの各部を使い分けることです。歯ブラシを常に歯に対して直角に当てるのは、むずかしいことです。そこで、歯ブラシのつま先(先端部)は、奥歯の側面や3分割した歯の両わき、上前歯の裏側を、ブラシのわきは、前歯のわきや歯肉と歯のさかい目を、歯ブラシのかかと(柄に近い部分)は、歯の裏側を、というように、それぞれ使い分けながらブラッシングをします。

このようにすると、常に歯の面に対して直角にブラシを当てる事が可能になります。
さあ毎日この方法で、一本一本ていねいにブラッシングしてみましょう。

毎食後ブラッシングするのがベストですが、仕事などで忙しい人は、寝る前でもいいですから、一日1回はこの方法で、ていねいにブラッシングしましょう。

なお、歯周病で受診すると、たいていの歯科でブラッシング法を指導しています。歯周病は、歯科での治療だけでなく、自宅でのブラッシングをきちんと行われなければ治らないからです。受診のたびに、磨き残しがないかなどのチェックをしますが、方法が今ひとつわからなかったり、うまくできないような場合は、どんどん相談しましょう。あなたに合ったブラシング法を身につけることが、歯周病を予防し、治療にも必要なことなのですから。
2017年1月20日

さまざまな試行錯誤を重ね、今では、次のような方法が歯周病に効果があるとわかってきました。歯ブラシの毛先を歯の面に対して直角に当て、軽く表面をこするブラッシング法です。3つのポイントあげてみましょう。鏡をみながら試してみてください。

1.毛先が歯の表面に直角になるよう歯ブラシを当て、ブラッシングする。
2.1本の歯を3分割して細かくブラッシングする。
3.歯ブラシの面を使い分けてブラッシングする。

歯ブラシを強く押し当て、ゴシゴシこするように磨くほうが汚れが取れると思っている人もいるようですが、これは間違いです。プラークは毛先を軽く動かすだけで取れますし、強く押し当てていると、ブラシの毛先が開いてしまい、歯の面に対し直角に当てることができず、プラークがうまく取れません。そればかりか、バサバサに広がったブラシを強くこすりつけ、歯肉を傷つけることが心配です。

ブラッシングの強さは、歯ブラシで手の甲をこすってみて、痛くない程度というのが目安になります。

ポイントのふたつめは、1本の歯の表面をたてに3つに分け、それぞれの部分をたて方向にブラッシングすることです。

歯の表面は平らではなく、カーブを描いています。3分割したそれぞれの面に対して直角にブラシを当てれば、歯全体をきれいにブラッシングすることができます。ただし、奥歯をたてに3分割するのはむずかしいので横に3分割し、ブラッシングもたて方向ではなく横方向にします。
2017年1月18日

歯周病の原因となる歯はプラークが住み着いて、放っておくとどんどん増殖してきます。プラークをこまめに取り除くことこそ、歯周病予防の基本。それには毎日のブラッシングが欠かせません。

適切な方法のブラシッングであれば、プラークや食べカスを取り除くことは十分可能です。また、歯肉炎で歯肉がはれているような段階なら、ていねいなブラッシングで治ることがよくあります。

ブラッシングの方法には、バス法やスクラッピング法などいろいろありますが、この方法が一番というものは確立されていません。というよりも、歯の形は十人十色、生え方も左に傾いたり、前に出ていたりと一人ひとり違います。ですから、誰にとっても一番良い方法ということ自体、無理があります。

ちなみにバス法というのは歯肉溝(歯と歯肉の間)に45度で歯ブラシを当て、細かく動かす方法です。スクラッピング法は、歯に直角にブラシを当て細かく左右に動かす方法で、今回紹介するブラッシング法も、この方法を発展させたものといえるでしょう。
2017年1月16日

人類の歴史上、最も古い歯の掃除用具として確認されているのは、メソポタミア文明のシュメール王朝の墓から出土された爪楊枝です。これはB.C.3000年ごろのものといわれていますから、今から5000年以上も前に来た人々も、せっせと爪楊枝で歯間の食べかすをとっていたわけです。

古代インドでは、小指の太さぐらいの灌木を噛んで房状にした歯ブラシや、金の延べ板や木片による舌の清掃用具などが使われていた古文書にあります。歯をみがくという習慣は、B.C.5~6世紀のインドから始まったと考えられており、当時は歯木といわれる木片で歯面をこそいでいたようです。そもそも歯をみがくということは、神に祈りをささげる前、身を清める行為のひとつとして始まったといわれており、口をすすぐことから、徐々に洗口剤や爪楊枝などつくり出していったのでしょう。

日本に楊枝が伝わったのは、中国から仏教が伝来したA.D.538年前後とみられています。古代の日本でも歯を磨いていたことは人骨に残る歯の状態などから推測されますが、楊枝が一気に広まったのは仏教伝来の影響でしょう。楊枝で歯を掃除することを仏教では「浄歯」といい、歯を掃除することは仏教上のひとつの儀式でした。平安時代になると、貴族や僧侶の間では、朝の洗面時、楊枝を使うことが習慣となっていたようです。
2017年1月14日

妊娠すると、歯ぐきが腫れたり、出血しやすくなる人が増えてきますが、つらい症状のあるときは、妊娠中でもがまんせず、早めに治療を受けることが大切です。歯周病を放っておくと、菌の影響で早産を起こしたり、赤ちゃんが低出生体重児となることがあります。虫歯も、炎症を起こし高熱を出したりすると、かえって妊娠に悪影響を及ぼすこともあります。

受診の際は、必ず妊娠していることを告げましょう。鎮痛剤や抗生物質など、歯科で使う薬は妊娠中でも大丈夫なものがほとんどですが、妊婦であること告げれば、心配ない薬を処方してくれます。レントゲンや麻酔剤も、局所にしか使いませんから、ほとんど問題ないでしょう。
2017年1月12日

閉経以降、一挙に進むのが骨粗しょう症です。骨粗しょう症は、骨のカルシウムが抜けて、スカスカになってしまう状態をいいます。これには、閉経後、女性ホルモンのひとつエストロゲンが急激に減ることが関係しています。エストロゲンには骨を強化する働きがあり、急な減少は骨の破壊を進めることにつながるのです。

骨粗しょう症は、歯を支えている歯槽骨にも影響を及ぼします。歯槽骨がやせ細って、歯周病が進行すると、歯はグラグラになりやすくなります。高齢期の女性の歯周病対策では、骨粗しょう症予防が欠かせません。

最近では、ホルモン補充療法(HRT)を受ける女性が増えてきており、不足する女性ホルモンを補うことで骨粗しょう症が予防・改善されてきています。閉経後の歯槽骨吸収はHRTによってかなり抑制されているという、海外での調査報告もあります。

そのほか、高齢者になれば常用する薬も増えてきます。高血圧の薬などある種の薬には、歯周病を悪化させるものもあるので、他の病気の治療を受けている場合は、歯科医にその点は忘れずに伝えるようにしましょう。
2017年1月10日

更年期も、歯周病が多発しやすい時期です。更年期とは、閉経をはさんだ前後数年ずつをいいますが、日本人女性の場合、50~51歳が平均閉経年齢なので、更年期は約45~55歳頃といえるでしょう。

更年期になると、閉経に向かって女性ホルモンの分泌が減っていきます。ホルモンバランスの崩れから自律神経の失調が起こり、ほてりや発汗、動悸や息切れ、肩こり、腰痛や関節痛などのほか、不眠やイライラ、疲労感など、さまざまな症状があらわれます。このような症状には個人差が大きく、とくに症状の現れない人もいれば、寝込むほどつらい症状に襲われる人もいます。口の中も、更年期の影響は免れません。唾液の分泌が低下し、のどの乾きを訴える人が増えます。歯肉に知覚過敏が起こったり、なかには一時的な味覚異常になってしまう人もいます。しかし、更年期で一番多く見られる口の中のトラブルは、やはり歯周病でしょう。

この時期、歯周病にかかりやすくなるのは、免疫力の低下が深く影響しています。ホルモン系と自律神経系、免疫系の3者はお互いにバランスをとりながら体調を維持しているため、更年期でホルモンバランスが大きく崩れてくると、急な発汗やほてり、イライラなど自律神経系の症状があらわれます。当然、免疫機能も低下し、体調は落ち込みます。歯周病も、免疫力の低下により、かかりやすくなるばかりか、治りも悪く、すぐに症状が進行します。

しかし、この時期に歯周病対策をきちんと取っておかないと、次の高齢期に早々と歯を失った状態で過ごすことになりかねません。
2017年1月6日

妊娠して、歯周病にかかった、あるいは歯周病がひどくなったという声をよく耳にします。確かに、妊婦さんで歯周病にかかる人は多く、3~7割が歯肉炎を発症しているという報告もあります。

妊娠すると、女性ホルモンの分泌は大きく変化し、バランスも崩れやすくなります。プロゲステロン・エストロゲンともに増えていくのですが、それに呼応するかのように、口腔内の菌も増殖してきます。女性ホルモンを栄養源とする歯周病菌にいたっては、妊娠4ヶ月頃になると、妊娠初期に比べ5倍も増えるといわれており、他の常在菌も増加し、歯周病だけでなく、口内炎や口唇ヘルペスなども発症しやすくなります。これは、妊娠によって口腔内の環境が悪くなり、体の免疫力が低下していることも関係しているでしょう。

つわりという、妊娠特有のマイナートラブルも歯周病に影響しています。つわりは、妊娠4~5週ごろから始まり妊娠16週ごろまでにはおさまるものですが、この間、吐き気やムカムカ感などに悩まされます。口の中に何か入れるだけで気持ち悪くなるという人も多く、歯ブラシも入れたくないでしょうから、当然、口腔ケアもなおざりになってしまいます。

しかし、つわりも去り、安定期に入ったら、歯周病の治療を受けておくことをぜひ進めます。妊娠中に歯周病にかかっていると、早産や低出生体重児の出産などを引き起こす場合があるからです。

なお、妊娠中、歯肉が腫れてこぶのようになる妊娠性エプリース(妊娠腫)がみられることがあります。これは、歯肉にできる良性腫瘍で、女性ホルモンのバランスの崩れなどが原因と考えられています。たいていは産後になると自然に消えてしまうので、妊娠中とくに手術をして取り除く必要はないでしょう。

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○○医院 院長 山田太郎

ホワイトエッセンス
京都四条通り矯正歯科
インビザライン
(マウスピース専門矯正歯科)

医院サイト:
http://www.kyouto-gashinkai.jp/

こんにちは。「ホワイトエッセンス京都四条通矯正歯科」院長 中村雅彦です。
ホワイトエッセンスで培ったデンタルエステとマウスピース矯正の診療技術を結集して、このほど「ホワイトエッセンス京都四条通矯正歯科」を開院しました。
美しく健やかな歯と口もとのために、ホワイトエッセンスと矯正歯科を組み合わせ、従来の歯科医院ではサポートしきれない領域まで対応できる、今までにない歯科医院を造りたいと考えています。よろしくお願いします。